このブログを検索

2018年12月18日火曜日

2018年12月14日金曜日

1998 916SPS(996cc)

1998 916SPS(996cc)

SPSは、Sport Production Specialの意味。

生産台数
アメリカ以外 958台
アメリカ向け 100台(アメリカ向けは公道走行が出来ないモデルとしての販売)


前年モデルからの変更点

PANKL製 I断面 鍛造チタンコンロッド(前年モデルより100gほど軽量)
新電元製 単相レギュレータ
新型軽量 1.5mm厚 25CrMo4製フレーム 
メーター充電警告灯 廃止(レギュレータの変更に伴う)
カーボン製エアボックス
カーボン製大型サイレンサーヒートガード
新型フロントブレーキキャリパー 65mmピッチ
新グラフィック
OHLINS製 ステアリングダンパ

車体/エンジンナンバー



特徴
車体

ホイール:brembo製 3本スポーク 色:ブロンズ


エンジン


1998 916MONOPOSTO/BIPOSTO

1998 916MONOPOSTO/BIPOSTO

この年から、黄色が登場
生産台数 2919台
日本正規輸入台数 






カラーバリエーション

  • Ducati Anniversary RED
  • DUCATI Yellow

2018年12月11日火曜日

1997 916FACTORY(996cc)

1997 916FACTORY(996cc)

生産台数 8台

1997 916Racing(996cc)

1997 916Racing(996cc)

生産台数 20台
日本正規輸入台数 1台


1997 916SPS(996cc)

1997 916SPS(996cc)

WSBKのレギュレーション変更に伴い、公認車両からのボア×ストロークが変更できなくなったために登場した。
当時すでに916のファクトリーレーサーは996ccになっていた。しかし、シリンダーの耐久性の問題から、新しいクランクケースが必要とされており、SPSはそれに対応したエンジンとなっている。

シリンダー/シリンダーヘッドのスタッドボルト間隔が広げられ、クランクケースのシリンダスリーブが収まるボアも大きくされた。同時に、従来のエンジンではエンジン左側からしか固定されていなかったクランクケースの合わせボルトを、右側からも取り付け、特に振動の集中しやすいシリンダ根元の強度を増している。

生産台数 404台
日本正規輸入台数 20台

特徴

車体

PANKL製 H断面 削り出しスチールコンロッド(1998以降のチタンコンロッドとは異なる)
エアクリーナボックスは、プラスチック製
フレーム材質:ALS450

エンジン

シリンダヘッド:T1
INカムシャフト:T1
EXカムシャフト:T1
クランクシャフト:T1



1997 916SENNA(SENNAⅡ)

1997 916SENNA(SENNAⅡ)

生産台数 301台
日本正規輸入台数 40台

1997 916MONOPOSTO/BIPOSTO

1997 916MONOPOSTO/BIPOSTO

monoposto(シングルシート)か、BIPOSTO(デュアルシート)かは、各国がオーダーしているので、国によって異なる。

Monoposto
カリフォルニア、日本、フランス
Biposto
ヨーロッパ、カリフォルニア、スイス、オーストラリア、日本、ドイツ、イギリス、フランス

日本向けには、両方の仕様が生産されいているが、実際に日本に正規輸入されたのはMonopostoのみ。一部で、日本仕様を輸入している国があるため。

生産台数 1093台
日本正規輸入台数 90台

DUCATI用語

DUCATI用語集

ABS
APS
BBS
Bi
CAN
CANライン
DCC
DCL
DDA
DDS
DES
DESMO
Desmodromic
DRL
DTC
DTC EVO
DQS
DQS EVO
DX
DWC
ECU
EOBD
ETV
HANDS-FREE(ハンズフリー)
MAP
MAP-KEY
MELCO
MONO
PANTAH
PANTAH系
RbW
SX
TPS
UP-MAP
アルファーエヌ(α-n)
スモールクランクケース
ラージクランクケース
ライド・バイ・ワイア




1996 916FACTORY

1996 916Factory(996cc)

先行して、98mmボアの996ccエンジンだった。
クランクケースにシリンダスリーブが収まるボアは、916SPの102mmだったために、スリーブの厚みが2mmになってしまい、1レース中にシリンダスリーブのスカート部分が割れてしまう事があった。

余談だが、業界的にはチューニングなどのボアアップの場合でも、シリンダスリーブがアルミの場合は2mm以下だと持たないというのが定説である。

生産台数 6台

1996 916Racing

1996 916Racing(955cc)

916の市販レーサー

生産台数 30台
車台番号範囲 ZDM916S-007130- ~ -007159-
日本正規輸入台数 2台


1996 916SPA

1996 916SPA (955cc)

アメリカのAMAでのレースで、一部のチームが当時のAMAではレギュレーションで許されていなかった排気量の、916Racingの955ccのエンジンを積んで出場する事件があった。主催者は、年内に同じボア・ストロークを持つ車両を50台販売すればポイントを認める、という措置をとったことを踏まえて生産されたモデル。

基本的に、916SPをベースにしてシリンダー/ピストンのみが2mm大きい96mmになっている。専用のEPROMが付属していた。それ以外は、916SPと同じ。

日本には正規輸入されていないが、数台が並行輸入されていたようである。

生産台数 53台
車台番号 ZDM916S-000000- 
車台範囲 007068~007117までの50台が確認されている
エンジン番号 ZDM955W4000000

53台生産のうちの3台については、後日制作されており通常の916SPAとは全く異なる車両であることが確認されている。これについては別途解説

1996 916SP

1996 916SP

1996 916BIPOSTO

1996 916BIPOSTO

monoposto(シングルシート)か、BIPOSTO(デュアルシート)かは、各国がオーダーしている。
USA仕様(カリフォルニア以外)、カリフォルニア仕様のみ、MONOPOSTO(一人乗り)仕様が合計200台作られたが、それ以外の仕様はBIPOSTO。

生産台数 1844台

1995 916Endurance

1995 916Endurance

916レーシングの耐久レース用モデル
公式には生産台数2台となっているが詳細は不明

1995 916Racing (955cc)

1995 916Racing (955cc)

916の最初の市販レーサー

1997年までは、既定の排気量(2気筒1000cc,4気筒750cc)までは、ボアアップによる排気量アップが認められていたために、公道走行用の市販車916のボア×ストローク:94x66mmのボアを2mm広げて96x66にすることによって955.4ccになっている。

基本的には、916を踏襲しているがフレーム、前後サスペンション、外装など細部に渡りWSBKに参戦するために必要な装備が施されている。

通称、916CORSA(コルサ)と呼ばれてはいるが、正式名称は916Racing

生産台数 60台
車台番号範囲 ZDM916S-004150- ~ -004209- までの60台
日本正規輸入台数 2台


2018年12月10日月曜日

1995 916 FACTORY

1995 916Factory

1994の結果を踏まえて、ファクトリー扱いのチームが、ADVF Racing (ALFREDO DANELLI & VIRGINIO FERRARI Racing)となった。
便宜上 F95と呼ばれているようだが、1998まではワークスチームが存在しなかったために、この呼名は後年つけられた。

生産台数 6台

1995 916SENNA (SENNA Ⅰ)

1995 916SENNA

生産台数 301台
日本正規輸入台数 35台




付属品
純正レーシングスタンド
テルミニョーニ製スリップオンサイレンサΦ45mm
カーボンサイレンサー用サイレンサーバンド(ゴムガスケットはノーマルと共用)
専用ROM(062)
不織布製室内用ボディカバー










1995 916BIPOSTO

1995 916BIPOSTO

前年の916STRADAの後継モデル。BIPOSTOとはデュアルシート(二人乗り)の意味。
916STRADAから、多数の箇所が変更されている。


1994 916 Team Ufficiali

916 Team Ufficiali

オフィシャル チームの意味
1994年の916参戦にあたって、どこがワークスチームになるかを決めるために、当時の有力チームに先行して916Racingを制作し、チームに与えた。

生産台数14台


1994 916S

1994 916S

916STRADAに、一部カーボンパーツなどをつけたモデル。日本には正規輸入されていない。
生産台数:199

1994 916SP

1994 916SP

SportProductionの略。 レース用のホモロゲーション取得を目的としたモデル。
日本正規輸入台数 1台

1994 916STRADA

1994 916STRADA

車台番号:ZDM916S-000001-, ZDM916S2-000001-(フランス仕様),ZDM1PB6(オーストラリア仕様)
生産台数:1451(EU仕様)、

車体

メインフレーム:25CrMo4 クロモリフレーム
シートフレーム:アルミ製一人乗り
エンジンコントロールユニット:P8
フロントフォーク:SHOWA製 GD051
リアショック:GD052
ホイール:brembo製アルミ 3本スポーク(マルケジーニデザイン) リアホイール、DUCATI RACING刻印

エンジン

エンジン種別:デスモクアトロ
ボアxストローク:94x66mm
圧縮比:11.0
バルブサイズ in/ex:33mm/29mm
バルブリフト in/ex:9.60mm/8.74mm
カムシャフト種別 in/ex:A1/A1
バルブタイミング in-open BTDC/in-close ABDC/ex-open BBDC/ex-close ATDC
(バルブクリアランスを0mmにした時の、バルブ1mmリフト時)

パワー:資料によって諸説ある。クランク114PSまたは109PS(95/1/CEに基づく)
エンジン打刻:ZDM916W4 ※アメリカ仕様は異なる
シリンダヘッド刻印:M

目次

DUCATIのwiki風 ブログです。 これらはネットに出回る間違った情報に負けないように作っています。 ちまちま更新中…です。完成がいつになるのかわかりませんが… ソースについては独自の物も多く、wikiで言うところの「独自研究」だと言われればそれま...